
5月10日から11 日にかけて青森県立保健大学にて行われた「第8回 日本DCD学会学術集会」にユニメディコの理学療法士が参加いたしました。DCD(発達性協調運動障害)とは脳機能の発達に問題があるために、運動や動作にぎこちなさが生じたり、姿勢に乱れが生じ、日常生活に支障が出てしまう発達障がいです。
近年、子ども家庭庁より神経発達症の早期発見に有効として5歳児検診の普及へ支援強化が始まり、今学会でも乳幼児健診の必要性など、早期発見・早期療育の講演が多くありました。
当院でも生活上の困り感や気になる事があるということから未就学で来院されるケースが増加してきていますが、不器用を主として受診される事は少ないのが現状です。しかし、DCDは他の神経発達症との併存率が高いため、保護者様から困り感として出なくても、こちらから運動面の聴衆やスクリーニングをするなど多角的な視点での評価が大切であると改めて思いました。そして就学前から関わることで不登校など二次的障害予防を図り自己有能感を持って日常生活が送れるよう、医療としてできる事は何かを考える良い機会となりました。