新卒への配属前研修の一環として行っているこの研修は、医療と介護の知識を確認し、ベーシックな技術を習得することを目標に「介護職員初任者研修」のプログラムに基づいて行っています。

今回より、新卒たちはリクルートスーツから一転、我々の現場でのユニフォームであるスクラブに着替え、介護用ベッドや車椅子を用いた実習に臨んでいます。

以下日報より抜粋します。

(理学療法士)今回の研修では、起居動作・立ち上がり動作・移乗動作ついて学んだ。資格取得時に学んでいたたため、どのように動かせば楽になるといった理屈はわかっていたが、説明・声掛けの仕方や手の当て方など戸惑いながら行ってしまった。実際に患者さま、利用者さまに対しては不安や戸惑いが体を通して伝わることの無いよう、安心して安全に介助を行うために自信を持って行うことも大切であると改めて感じた。

(管理栄養士)ボディメカニクスにおける8つの原理を駆使することで介護者の負担を軽減することができると深く感じた。座学で介護について学んでいても、介護は身体的に辛いという負のイメージをなかなか消すことができなかったが、今回の実習で実際にボディメカニクスを利用して小さな力で被介護者の身体を動かすことができたという経験を得ることでき、そのイメージを払拭し明るいイメージへ転換することができた。普段の生活の中でも常にボディメカニクスを意識して、身につけていこうと思う。