

この研修講師は当法人に在籍している資格職が行っていますが、今回は看護師や理学療法士より「生活支援をおこなうにおいて必要な知識」として、ヒトの感覚や記憶からボディメカニクスの部分、また障害を持つ方の視点を理解を深めるにあたり必要な知識、考え方について講義がありました。
以下受講した新卒が記載した日報より抜粋します。
(介護補助)感情と意欲の基礎知識について学び、人がどのように感情を形成し、意欲を持つのかという心理的メカニズムを学んだ。特に、高齢者の意欲低下の要因や、意欲を引き出すための関わり方について、具体的な事例を通して考えることができた。あわせて、自己概念と生きがいについての学習では、自己をどう捉えているかが生活の質やモチベーションに大きく影響することを学び、介護の現場では個々の自己概念を尊重した支援が必要だと感じた。
(医療事務)グループ演習では、折り紙の鎖を作り、グループごとに数を競うといった内容を行った。同じ内容で、利き手ではない方の片手や声を出してはならないといったルールも加わり、難しさがあったが、チームで動く時に必要なコミュニケーションや動き方について理解することができた。さらに障害を持っていて片手しか使えない方や言葉を話すことができない方の立場に立ったことで、同じ作業でもこんなにも難しく、時間がかかってしまうのだと知ることができた。そのような方と接する際に、相手をよく観察して、何が不自由で支えが必要か、また自立支援として見守りが必要な面はどのようなところか、といった2つを意識したいと思う。