
本日のテーマは認知症。社会の認知症を取り巻く状況から、医学的側面から見た認知症の基礎、こころと身体の変化について看護師から講義がありました。入社から3週間あまりが経ち、法人内の業務内容や取り組みへの理解が深まる中で、例えば今回のように「認知症」の患者さま、利用者さまに対して自分は何ができるのかを各人が考える様子が日報にも表れてきました。
※サムネイル画像は、研修会場近くにある「医療特化型ナースメディコ藤が丘」の前での集合写真です。医療特化型ナースメディコはユニメディコが運営する有料老人ホームです。
以下、新卒たちの日報抜粋です。
(精神保健福祉士)活動範囲の拡大について、身体面・精神面・社会面で広くすることが豊かな生活に繋がってくることを学ぶことができた。介助のタイミングについて、本人のスピードに合わせること・失敗体験をさせないこと・本人の動きの邪魔にならないこと等に気をつけたい。介護では、5つの視点が重要となることを学んだ。それぞれ、3つずつに分けられるが、社会・生活・環境・目・間を意識したい。事例を使ったグループワークでは、本人や家族への意図や気持ちの確認についてが重要だと気付くことができた。他にも多職種と連携したチーム支援の重要性を学ぶことができた。
(音楽療法士)グループワークでは私たちができることとして、利用者様の意見(例えば車イスが嫌な理由など)をしっかりと聴きながら、福祉用具の提案や家族への声がけや依頼などの支援があるのではないかという意見が挙がった。利用者様の意見(希望)を取り入れながら支援をしていくということは、時に難しいこともあるかもしれない。しかし、利用者様に笑顔になってもらうための努力、工夫をやめてはいけないのだと気がつくことができた。
(社会福祉士)認知症は個人によって症状が様々であるため、その人の興味を引き出せるように工夫していく必要がある。また、認知しやすい環境設定であったり、プライドを傷つけない・失敗しない状況づくり、症状の進行に合わせたケアを心がけることで、認知症の方が住みやすい環境へと変化し、共生社会の実現に一歩近づくことができると考える。